権威医療、権威医学、権威栄養学を斬る!

タイトル通り、権威の標榜する偽物の医療、医学、栄養学を糾弾するブログである。権威主義者には耐えがたい内容なので、お引き取り願うしかないだろう。

鳥類は高血糖維持型の生物である!

前回は、鳥類にとっての最悪のリスクは

体重の増、すなわち脂肪酸合成の亢進、

インスリン機能の亢進であることを書いた。

 

なぜか?

 

1.体重増で飛べなくなり、狩りができなくなり

 ほかの動物から襲われた時に逃げることができなくなること

 

2.飛ぶときに利用する骨格筋(速筋)の周囲に

 脂肪がつくと骨格筋の機能が著しく低下し

 飛べなくなる

 

さて、鳥類は早い話が瞬発力の生き物である。

たとえば、渡り鳥のように長時間、長距離を渡る鳥類も

瞬発力(速筋)の生き物である。

 

鳥類はカラスであっても、

渡り鳥であっても、

飛び立つときの瞬発力が重要になる。

 

飛び立つことができれば、

上昇気流や

高層の気流を利用して

羽の角度を変える程度で、

長時間、長距離飛行が可能になる。

 

鳥類には、

視覚、あるいはその他の感覚で

気流を読むことができるのである。

 

飛び立つときの速筋は、

ブドウ糖を利用する。

鳥類の高血糖は速筋においての

ブドウ糖の供給を十分にさせたり

速筋のグリコーゲンが欠乏した時に

大いに役立ち機能する。

 

だから、鳥類には、

高血糖を抑制するような作用は

ほとんどない。

 

したがって、

哺乳類に特徴的な

インスリンによる

血糖の取り込みもほとんどないし

ヒトでよくみられる

臓器の上皮細胞で

血糖を取り込むようなこともない。

GLUT1らしきものが

はっきり見当たらない。

 

だから、鳥類は肥満しないし、

野生の鳥類にはがんはほとんど見当たらない。

 

臓器の上皮細胞で

嫌気的解糖作用の亢進がないのである。

 

ヒトからみると

肥満もない、

がんの発症もない、

インスリンの作用もほとんどない。

 

うらやましい限りの鳥類の体質なのである。